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2012年3月 9日 (金)

ゴリラの件では、疾走してしまい失礼しました。

現代医学はもちろん必要なものです。検査も必要ですし、そのための検査機器も必要ですし、高額な精密検査機器もありがたいものです。
薬も器官や組織の機能不全があるときはもちろん必要ですし、症状が辛すぎるときは対症療法とはいえども緩和するために必要なものです。
現代医学とホメオパシーなどの自然療法は、それぞれが得意とするところがあると思いますので協力してやっていけるようになることを願っています。薬とレメディーも同様です。

そのためにもホメオパシーはインチキではなく、科学的に有効性が証明されているものであることを示していきたいと思います。そうすることで、ホメオパシーと接する人が増え、多くの人がホメオパシーの恩恵にあずかることができるようになることを期待します。お医者さんもホメオパシーに興味をもち勉強してみようという人も出てくるかもしれません。病気で苦しんでいる人を見るにつけ、今のこのホメオパシーに対する風評がなんとかならないものかと思います。以下は『世界の一流有名人がホメオパシーを選ぶ理由』から「ホメオパシーの臨床上の根拠」を引用します。

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ホメオパシーの臨床上の根拠

 ホメオパシー薬の効果を裏付ける「研究は存在しない」と言い切る医師やジャーナリストが現実に一部に存在していることは、理解に苦しむ。そのような発言は、ホメオパシーに関して誤った情報を流そうとする動きがあることの表れであり、単なる科学的文献の無知、でなければ、ホメオパシーに対する偏見に根差すものである。

 このような姿勢は、科学的医学についての議論の余地を奪うものであり、ホメオパシーが「実証されていない」と発言したり示唆したりする人は、単に正しい知識や情報を知らないだけなのである。
 この項を読めば、ホメオパシーの科学的根拠を実感をもって受け止めてもらえるだろう。しかも新しい研究は日々行われている。以下に掲げた文献等を通じて、最新の研究の情報にアクセスすることもできる。

 二重盲検法による適切な管理下で行われた近年の臨床試験を論じる前に、ホメオパシー薬についての比較的初期の研究について触れておかなくてはならないだろう。ホメオパシーは、一九世紀にさまざまな感染症が大流行した際、患者の治療に驚異的な成果を上げたことが主な契機となって、まずヨーロッパとアメリカで人気が高まった。コレラ、猩紅熱、チフス、黄熱病、肺炎などによる致死率の記録を見ると、ホメオパシー病院における致死率は、おおむね通常の病院の二分の一から八分の一の低さであった(Bradford, 1900; Coulter, 1973)。ホメオパシー医がケアに従事していた精神療養所や刑務所でも、通常の医師が医療を行っていた施設に比べ、同様の成果が出ていたことが詳しい記録として残されている(Homeopathy in Public Institutions, 1893)。(8)

 蔓延する感染症の治療にこのような際立った結果が一貫して出ているということが、プラシーボ効果によるものだとは考えにくい。
 断っておくと、これまでに行われたプラシーボ比較二重盲検臨床試験のなかで最も早い時期に行われたいくつかの試験は、実はホメオパシー医が行ったものである。一九世紀と二〇世紀初頭に行われた研究についての詳細な歴史については、『The Trials of Homeopathy by Dr. Michael Emmans Dean(ディーン博士によるホメオパシーの実験)』を参照してほしい。(9)

ホメオパシー史のわかりやすい概略、さらに現代ホメオパシー薬の臨床研究に関する包括的概説としては、著者の電子ブック『Homeopathic Family Medicine(ホメオパシーによる家庭の医学)』を参照してほしい。このほかにも、ホメオパシー薬に関する現代基礎科学や臨床研究の情報源としては、サミュエリ研究所[ 訳注:アメリカの非営利の科学研究機関 ]がある(www.siib.org)。

 ここで、近年に行われたいくつかの質の高いプラシーボ比較二重盲検臨床試験の概要を紹介しよう。

 一九九五年一〇月までに、医師や科学者で構成される独立のグループが、ホメオパシーの臨床研究の評価を行っている(Linde et at., 1997)。計一八六件の研究を再調査したところ、事前に設定したメタ解析の評価基準を満たしていたものは八九件あった。調査の結果、ホメオパシー薬を投与された患者のほうが、プラシーボを投与された患者に比べ、臨床上の有益な効果が見られた確率は平均で二・四五倍高かった。(10)

 どのような臨床研究についても、優秀な科学者であれば抱くべき最も重要な疑問は、その臨床研究が独立の立場の研究者によって再現されているか否かである。少なくとも三組の独立した研究者によって治療の有効性が検証されていれば、妥当かつ有効な研究とみなされる。

インフルエンザ様症状の治療におけるホメオパシー薬オスシロコチニューム(Oscillococcinum:オシロコッキヌム)二〇〇Cの利用に関して、これまでに三組の独立の研究者が臨床試験を行っている(Ferley et al.,1989; Casanova and Gerard, 1992; Papp et al., 1998)。各試験とも被験者数が比較的多く(順に、四八七名、三〇〇名、三七二名)、いずれも複数の研究機関にまたがって、プラシーボ比較二重盲検法によって行われている(しかも、うち二件はランダム試験である)。そしてこれらの試験から、ホメオパシーによるインフルエンザ治療に著しい成果があることが統計的に明らかにされた。

またウィーン大学病院では、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療において、ホメオパシー薬に関して非常に重要な研究が実施されている。COPDとは、慢性気管支炎、肺気腫などを含む呼吸器疾患のグループの総称であり、アメリカでは死亡原因の第四位である。
 この研究では、ケーライ・ビクロミカム(Kali bichromicum:重クロム酸カリウム)三〇Cというホメオパシー薬が、喫煙歴のある重症のCOPD患者の粘性の分泌物にどのような影響を与えるかを評価するため、ランダム化二重盲検プラシーボ対照試験が行われている(Frass et al., 2005)。

試験の対象となった五〇人の患者に、ケーライビック三〇Cの粒(グループ①)、またはプラシーボ(グループ②)のどちらかが与えられた。投与は一日二回、各一二時間おきに行われた。そして、試験開始から二日目における気管(喉)からの分泌物の量、集中治療室にいた時間の長さ、さらに、管を使って肺に詰まった粘液を除去できたかどうかが記録された。
ホメオパシー薬を投与された患者は、気管分泌物の量が大幅に減少した(P= < 0.0001)。抜管も、ホメオパシー薬を投与された患者のほうがかなり早く(P= < 0.0001)、入院期間も大幅に短かった(ホメオパシーの患者は平均四・二日、プラシーボの患者は平均七・四日)。

 最も質の高い科学的研究として認められているもう一つの臨床研究は、グラスゴー大学とグラスゴー・ホメオパシー病院の研究者グループが行ったものである。さまざまな呼吸器系のアレルギー患者(花粉症、喘息、通年性アレルギー性鼻炎)を対象に、四種類の調査が行われた。治療を受けた患者は二五三人で、ホメオパシー薬を投与された患者は視覚的アナログスコアで二八パーセントに改善が見られたのに対し、プラシーボを与えられた患者のうち改善が見られたのは三パーセントにとどまった(P= 0.0007)。(11)

 花粉症の調査では、花粉症の原因となるさまざまな種類の花がホメオパシー的用量で処方された。それ以外の調査では、各患者が最も強くアレルギー反応を起こす物質を調べるために、通常のアレルギーテストを行った後に、そのアレルギー物質を三〇C(一〇〇のマイナス三〇乗の用量)で処方した(一番多く処方されたホメオパシー薬は、House dust mite〔ハウスダスト・ダニ〕三〇Cであった)。

 研究者はこの種の処方を「ホメオパシー的免疫療法」と呼び、調査の結果、導き出された結論は、ホメオパシー薬の有効性ないし対照試験の非有効性であった。


 下痢の子どもを対象とした調査も三件行われており、専門家のあいだで論評対象とされる科学誌に掲載されている(Jacobs et al., 2003)。三つの調査に関わった二四二人の子どもをメタ解析した結果、ホメオパシー薬を処方された子どもは、プラシーボを投与された子どもに比べ、下痢の持続時間が大幅に短かったことがわかった(P= 0.008 この結果が単なる偶然ではない可能性が九九・二パーセントであることを示す)。
毎年数百万人の小児が下痢による脱水症状が原因で命を落としていることから、WHOは小児の下痢が現代の公衆衛生上、最も深刻な問題であるとしている。小児下痢の標準的ケアの一環にホメオパシーが含まれていないことが医療ミスとみなされる日がいつか来るかもしれない。

 繊維筋痛の患者五三人の治療においてホメオパシー薬をテストした珍しい調査もある(Bell et al., 2004)。繊維筋痛は近年確認された症候群で、筋骨格系の諸症状、疲労、不眠などが見られる。個別に選択されたホメオパシー治療を受けた被験者は、同じようにホメオパシー方式の面談後にプラシーボを投与された患者と比べて、圧痛点の数や、痛みの度合い、クオリティー・オブ・ライフ、さらには全般的な健康状態にも大幅な改善が見られた。うつの傾向も減少している。ホメオパシーを投与された患者は、プラシーボを投与された患者に比べ、「治療が役に立った」という実感が際立って高かった(P= 0.004)。

もうひとつ、この調査の非常に興味深い点は、ホメオパシー治療を受けた人は、脳波の測定値にも変化が見られたことである。ホメオパシー薬を投与された被験者は、健康状態の改善だけでなく、脳波の活動状態も変化したことになる。ホメオパシー薬が慢性病にこのような臨床上の実益や客観的な生理作用をもたらすということは、ナノドースには測定可能な効果を生む力があることを強力に裏付ける証拠である。

 ホメオパシー薬には確かに治療上の有用性があるということを裏付けるには、これまでに挙げた一連の根拠でも十分だと考えるが、ナノドースが顕著な生物活性を生じ得ることを示す根拠はこれだけにとどまらない。化学の教授(メデレイン・エニス博士)の主導で行われた重要な研究がある。この教授は、もともとホメオパシーに懐疑的な立場であったが、現在はその著しい効果を認めるようになった(Belon et al., 2004)。

別々の大学と提携する四つの独立の研究所が、アボガドロ定数を超えるヒスタミンの溶液を使って、三六七四回に及ぶ実験を行った。アボガドロ定数を超えるということは、摂取されるなかに原物質の分子が残存していないことがほぼ確実であることを意味する(一〇〇分の一の希釈を一五〜一九回繰り返す。すなわち、100-15 から100-19 の濃度ということになる)。研究者は、ヒスタミン溶液には好塩基球と呼ばれるタイプの白血球を抑制する作用があることを発見した。その効果は、全般的にかなり顕著なものであった(P= < 0.0001)。実験に使われた溶液は研究所ごとに独自に用意され、被験者はテスト溶液の中身については知らされず、データ解析は、実験のどの段階にも関与していない生物学専門の統計学者によって行われている。(12)

 さらに、世界で最も高い評価を受けている科学誌の一つ、『ニューサイエンティスト』のウェブサイトでは、物理学者、化学者、医師、生物学者など、著名な科学者によるホメオパシー関連の研究が定期的に報告されている。

『ニューサイエンティスト』に掲載された研究レポートのすべてがホメオパシーに対して肯定的なわけではないが、現在までに寄せられたレポートの大半は肯定的なものである(詳細はwww.newscientist.com 参照)

つづく。

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